2008年2月1日金曜日

第四回人類学バトルの詳細

来る2月10日の日曜日、14:30より、
第四回人類学バトルが、また一橋の東本館大教室で
開催されます。

人類学「バトル」という触れ込み通り、
半ば見せ物、半ば真剣勝負で、前回と同様、いやそれ以上に
面白く且つ啓発される会にしたいと思いますので、
フロアの「場外バトル」を盛り上げるためにも、
皆さんの参加を大いに期待しています。

争点: 「人類学にはナショナルな伝統がある」

論者:
提起:桑山敬己(北海道大学)
論駁:太田好信(九州大学)
提起再論:清水昭俊(国立民族学博物館名誉教授)
再論駁:山本真鳥(法政大学)

備考:
バトル終了後は、バトル会場にて
そのまま懇親会に突入予定。

懇親会費は学生・院生は500円~1000円の
範囲になる予定です。

2007年12月25日火曜日

博士口述試験日程

山口裕子さんの博士請求論文
「インドネシア・ブトン社会における
歴史語りの社会人類学的研究」
の公開口述試験を、
以下の場所・日程で実施します。
社会人類学共同研究室所属の学生、
及びご関心のある方は、是非ご参加ください。

2008年1月9日(水)
16:00~18:00
一橋大学東本館2F・演習1番教室

2007年12月3日月曜日

【第89回】 アフリカセミナー 特集 『アフリカのポピュラーカルチャー』<第三回>

【第89回】
アフリカセミナー
特集 『アフリカのポピュラーカルチャー』
<第三回>

12月8日(土)13:30から18:00まで(13:15開場)
入場無料・事前申し込み不要
@一橋大学東2号館AV2202号室
(http://www.hit-u.ac.jp/guide/campus/campus/index.html)

①13:30 岩崎明子(一橋)
「アフリカ・ポップ・アートのグローバル化と
西欧的主体の成型:マコンデ、
ティンガティンガ、シェタニ画の場合」
<要旨> 東アフリカ海岸部で制作される
「アート」作品が、グローバル・マーケットで
結びつけられた生産者と受容者の間に
奇妙な関係を生み出している様子をアフリカと日本での
フィールドワークに基づいて検討する。

②14:10 小川さやか(京都)
「ウジャンジャというポップ・アート」
<要旨> スワヒリ語でウジャンジャ
(tricky、cunning、狡賢さ、巧妙さ)と呼ばれる
ポップ(民衆的)アート(手腕・技術・芸術)について、
タンザニアの事例を中心に、
「ウジャンジャ」に論ずる試み。

③14:50 古川優貴(一橋)
「HipHopに音は入らない:YouTube、手話、ケニアの聾学校」
<要旨> 本発表は通常の発表ではなく、
発表者が制作した
映像最新作による「発表」である。
HipHopを音(メロディ)や政治的側面よりも、
リズムから捉えてみる。
映像素材は、YouTubeから拾ったもの、
ケニアの聾学校で自ら撮ったものなどの予定。
最終的メッセージがあるとすれば
「世界中でI Love Me(の手話)!」。

(休憩15分)

④15:45 「鼎談:ポスト・ワールド・ミュージック時代の
アフリカのポップミュージックとその受容・変容・借用・流通」
話題提起  鈴木裕之(国士舘)
X 鈴木慎一郎(信州) X 岡崎彰(一橋)
質疑・補足 金子穂積(音楽ジャーナリスト)
+ 小川さやか(京都)
司会 近藤英俊(関西外語)

<主旨> 
これはポップミュージック/ダンスについて
語り合うセッションです。
まずアフリカのポップミュージックに長年かかわってきた
三人が話題を提起し、次にその最新の状況に
詳しい若手が質問やコメントをし、
最後にセミナー参加者全員が各自
気になる問題について自由に語り合う場です。
また、語り合うだけでなく
たくさんの音・映像資料を鑑賞する予定です。
(資料の持込歓迎。PC以外の機器は要事前相談。)

<話題要旨>
鈴木裕之:
ワールド・ミュージック・ブームから
現在までの日本におけるマンデ・ポップス
(サリフ・ケイタやモリ・カンテ)の
受容・流行・衰退を通して、また同じマンデ音楽である
ジェンベ・ブームも少し絡めながら、
日本社会におけるアフリカ音楽について話してみたい。

鈴木慎一郎:
ワールドミュージックを、
特定の音楽ジャンル名というより、
音楽との新しい接し方のひとつだったととらえ、
その現象を構成していたもの、例えば
「民衆に根ざしているかどうかの基準で音楽を聴くこと」や
「他者の音楽を媒介にして
自文化の音楽に意識的になること」などの
思想史的・文化史的意味を、アフリカ音楽、
アフリカ系カリブ音楽のいくつかを話題にしつつ、考えてみたい。
またワールドミュージック「頓挫」以降の、
癒し系、エキゾ音楽、クラブ音楽といった文脈での
非西欧音楽の受容をどう語ったらよいのか、
これまでの議論をもっと複雑化させることが
できるような、話題提供をしたい。

岡崎彰:
以上の話題を受けて、行き当たりばったりで、
話題を盛り上げたり深めたりしてみたい。
自前の話題としては、例えば、日本では、CongoのKononoを
トランスミュージックとして愉しむ人、
ケニア・ルオのリラ歌(Nyatiti)を習得した日本人女性、
アフリカ・ダンス教室の増加、多様なジェンベブーム、
在日アフリカ系ミュージシャンの増加、そして、
アフリカと世界との関係では、内戦その他様々な理由で
アフリカから世界各地へ移動・離散するアフリカ人の増加、
YouTubeなどの動画共有サイトが可能にした
商品化を経ない(出来ない)音楽でも配信できる状況、
そしてアフリカ音楽・ダンス・イディオムの借用・
リミックスの増加現象などについて、
映像資料を見ながら考えてみたい。

⑤18:15以降(till dawn?)
東本館社会人類学共同研究室にて懇親会
(費用実費・参加自由)
問い合わせ先: 岡崎彰 (一橋大学)
TEL: 042-580-8960  
E-mail: akira.okazaki@srv.cc.hit-u.ac.jp

2007年9月27日木曜日

「人類学バトル」(第3戦)(日本文化人類学会関東地区研究懇談会)のお知らせ

突然ではございますが、関東地区研究懇談会では、
恒例となりました「人類学バトル」(第3戦)を
下記の要領で開催致します。
開催日直前の案内となり誠に恐縮ではございますが、
皆さまお誘いあわせの上、奮ってご参加下さるよう
ご案内申し上げます。

昨年度以来、関東地区研究懇談会は、
「シリーズ・人類学バトル」と題して、
だれもが気にかけてはいるものの、
これまで面と向かって論じることの
少なかった「熱いトピック」を、
「バトル」形式で議論する場としてきました。
毎回、それぞれのトピックについて
一家言ありそうな論客を招いて
「バトル」の口火を切ってもらい、
その後、観客も巻き込んで
「場外バトル」を繰り広げ、最後に、
全員の投票で勝敗を決めます。

今回の争点もまさに、未だに決着を付けにくい
悩ましいトピックです。そこで多様な立場から
争点を浮き彫りにし、
議論を大胆に「闘わせる」ことで、
問題の核心に迫りたいと思います。
「バトル」とは半ば見せ物で、
半ば真剣勝負の場です。
重い話も軽く語れる場、
原稿を読み上げる場には求めにくい、
口頭でやり合うスリルに富んだ場、
普段言いにくいことも
思わずズバリと言ってしまいたくなる
場にしたいと思います。
そのためにもご来場されるすべての皆様の
積極的な関与が欠かせません。
どうかよろしくお願い申しあげます。

興行主一同、多数の方の参加をお待ちしております。

「人類学バトル」興行主
(日本文化人類学会関東地区研究懇談会運営委員)
一同




○日時:2007年10月7日(日曜日)
14:30~18:30 (14:00開場)
  
○場所:一橋大学国立キャンパス東本館2階大教室
(http://www.hit-u.ac.jp/guide/campus/campus/index.html)
アクセス:
http://www.hit-u.ac.jp/guide/campus/kunitachi.html

○争点
「ポストコロニアル論争は人類学の自殺行為に等しかった」

○論者
問題提起  : 吉岡政徳(神戸大学)
論駁    : 春日直樹(大阪大学)
提起再論  : 大杉高司(一橋大学)
再論駁   : 慶田勝彦(熊本大学) 

◎バトル終了後は、バトル会場にて
そのまま懇親会に突入予定。
    
◎問い合せ先:
・バトル第3戦興行主: 岡崎 彰(一橋大学)
E-mail:akira.okazaki@srv.cc.hit-u.ac.jp  

2007年7月9日月曜日

7/9 M1研究構想発表会

 以下の要領で、M1の研究構想発表会を開催いたします。

日時:7月9日(月)16:20~
場所:東キャンパス本館演習一番教室

 この春に入学したばかりの修士一年生の研究発表です。現時点で抱いている構想・妄想を披露し、周囲がそれを助けたり煽ったり叩いたりするブレインストーミング的な機会になります。研究室関係者は積極的にご参加下さい。また外部の方でも興味がある方はぜひご参加下さい。詳しくはこちらまでお問い合わせを。

2007年7月5日木曜日

2007年7月のイベント

岡崎先生から、7月のイベントの一覧をいただきましたので投稿させていただきます。
ご参照ください。


7日(土) 15:00から18:00 (開場14:30) 
東2号館2201教室(無料)    
スピヴァク講演会
「人文学における学問的アクティヴィズム」(通訳あり)
http://www.hit-u.ac.jp/function/outside/news/2007/0604.html
(講演後、マーキューリーで懇親会もあります。有料)


9日(月) 16:20から 東本館演習一番教室
M1院生研究構想発表会(合評ゼミ)
(人類学院生はもちろん、人類学学部生、他分野、外部の方も歓迎)


11日(水) 15:10から 東2号館 2202教室
「映像と人類学:ワークショップ」第六回
(詳しくはHP: http://sound.jp/visualanthro/ )


13日(金) 18:00開場 19:00開始 終了時間未定
東本館大教室および中庭
第三回一橋人類学セミナー
講師:小田マサノリ(イルコモンズ)
「人類学の流用/濫用方法序説:文化人類学解放講座・映像篇」      
(ユーチューバー・オカピの「なるほど!ザ・ワールド番外篇」も必見。  
プログラムの詳細は追って公開。
それまではこのサイトを参照してください:
http://illcomm.exblog.jp/5612742/ )


18日(水) 15:10から 東2号館 2202教室
「映像と人類学:ワークショップ」第七回


21日(土) 15:00から
東本館大教室かマーキュリータワーのどこか(未定)
第四回一橋人類学セミナー 講師:John Hutnyk    
「UK Hip Hop and Suicide Rap」
(Dr John Hutnyk is Academic Director
of the Centre for Cultural Studies
at Goldsmiths College, University of London
ですが、予測不能なので詳しくはこのへんをチェックしてください:
http://www.goldsmiths.ac.uk/cultural-studies/staff/j-hutnyk.php
とかhttp://hutnyk.blogspot.com/
とかhttp://tawdrysouvenirs.blogspot.com/
とかhttp://whats-on-occasionally.blogspot.com/)


25日(水)15:10から 東2号館 2202教室
「映像と人類学:ワークショップ」第八回(最終回)


26日(木)  16:00から18:00 場所未定
CsPRレクチャー・シリーズ第4回 足羽與志子・吉田裕
「平和と和解の研究センター」がめざす地平:理念と実践--」 
http://cspr.soc.hit-u.ac.jp/events-ja/2007-07-26cspr-aims



以上です。

2007年6月28日木曜日

6/28 第二回リサーチワークショップ

以下の要領で2007年度第二回のリサーチワークショップを開催します。

日時:6月28日(木)16:20より
場所:東本館演習一番教室
発表者:木村奈津子
    坂田 敦志
    田中 一栄
    丹羽 充
    森田久美子
    吉成 直子

 一人15分程度の発表、10分の質疑応答とします。